2019.10.30
先日の4手連弾コンサートは、おかげさまで2部は完売、1部もほぼ満席と、盛況のうちに終えることができました。ご来場下さいました皆様に心より御礼申し上げます。また、満席のため、ご入場頂けなかった方々には、申し訳なく思っております。次の機会には、少しお早めの予約にて、どうぞよろしくお願い申し上げます😌
さて、コンサートを終えて一息ついたところで、ピアノの上達に大切な事は何か、少し考えてみました。
細かく挙げるとキリがない永遠のテーマ(?)ではあるのですが、私は、年代もレベルも超えて、何よりもまず、じかに演奏を聴いて感動した、良かった、面白かった、驚いた、などの体験が、後々まで持続するモチベーションになるのではないかと考えています。
それは、自分が弾いてみる時の新しい気付きのきっかけになったり、レッスンで先生から言われたアドバイスの意味が、感覚としてすっと理解できる、ということにもつながります。
演奏を見聴き聞きするだけであれば、オーディオやYoutubeでも再生できますし、それも非常に有効な情報源です。
恐らく一番の違いは、そのアーティストと同じ空間と時間を共有できる、共有した、という感覚でしょう。その演奏の呼吸や、演奏者の個性を、目の当たりにすることができる、一期一会の機会です。
これは同じホールにいても一人一人、違う体験になります。その人のその時の状況でも異なり、実はステージの演奏から得られる事だけでなく、会場全体の雰囲気、その時の季節や会場へ至る道のり、一人で行ったのか、誰かと一緒だったのか、などコンサート前後も含めて、五感が刺激される特別な時間でもあるからです。
そのような体験の積み重ねによって、いつの間にか、とても豊かな感性が磨かれ、奥行きのある上達へとつながるのではないでしょうか。
ぜひ実際のコンサート会場で、耳をすませてみて下さい♪