2021.09.19
「おとなのピアノ教本」を,
着々と進めていらっしゃる、
成人の生徒さん。3巻目に入りました。
その1曲目は、有名な「浜辺の歌」です。
もちろんピアノ独奏用に編曲されていて、
ハ長調になっています。
中学1年生の音楽の教科書では、
比較的はじめの方で、
「歌い継ごう日本の歌」として、
ヘ長調になって出てきています。
実は原曲は、どうも変イ長調、話題のA♭メジャーのようです。
楽譜もありますし、尊敬するM先生が伴奏を弾かれての、
日本歌曲の第一人者だったソプラノ名手の方の録音も残されていて、
確実にこの調で歌われています。
(成人の生徒さんには、2回も聴いていただきました。
お付き合いありがとうございました!!)
そして、ベートーヴェンさんだけではなく、
ショパンさんも、かなりこの調を愛されていたということも、
「ワルツ集」のセミナーを受講(オンライン)して、
改めての認識となりました。
クラシック分野では、この調に限らず、
それぞれのこだわりを含んで、
作曲者と作品と調は結びついているのですね。
それを聴いている私たちも、何かをぜひ受け取り感じたいです。
それにしても、A♭への偏愛は強くなるばかりです。
(右手のジストニアを経て、
ピアニスト、そして指揮者としての再起を期していらっしゃる、
K・K氏が弾かれている、
ブルーメンフェルトの左手のための練習曲Op.36も、A♭メジャーでした。)
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