2013.08.04
昔、友人が言っていました。
「自分は音大を出ていないから、レッスンに行かなくなったら生徒は取れない。」と。
偉いな~と思いました。
音大は出ていないと言っても、グレードを取って採用試験を受けて、ちゃんと合格して教えていたんですから。
他にも、やはり同じように音大を出ていない先生がいらっしゃいましたが、定期的にレッスンも受けられ、講座などにも積極的に参加して、努力をしていらっしゃいました。
その頃の私は「そうだよね~音大出ていない分、レッスンに通ったり努力しないとね~」って、なんとなーく思っていました。
でも、これ、音大を出てる出ていないは関係ないんです。
いくら音大を出ていようと、その後、自分が弾く努力をしなければ、自分の知識も技術も止まったままです。
今私は、学生時代には教わらなかったたくさんの大事なことを、勉強会やレッスンで教わっています。
それは、私の場合、ただ楽しく興味を持たせるレッスンをするためだけのものではありません。
とにかく自分が弾いて弾いて練習して、得た知識、技術、そして、自分が弾いて感動した気持ち、ピアノっていいよ~っていう気持ちを伝えるためです。
なので、その気持ちが伝わらなければ、生徒さんは辞めてしまうかもしれません。
その時は、自分の努力不足だったんだなぁ~と感じます。
私が子供だった頃と時代は違うので、そんなやり方じゃ、生徒は集まらないよ、と思われるかもしれません。
でも、もうしばらくこのやり方で、がんばっていこうと思います。