2013.06.15
今日、レッスンに来てくれた4歳の子のお母様から「先生、子供の扱いがうまいですねぇ。」と言われた。初めて言われた意外なお褒めの言葉に、えーーーっ!そんなことないー!って、本当に思いました。
子供も、元気な子からおとなしい子まで、いろんな子がいますよね。
その4歳の子は、めちゃくちゃ元気で、そして「こうしなさい。」と大人の言うことを、時に、わざと逆のことをして、困らせるような子です。
なので、私も、なんとかその子がレッスンに集中してくれるよう、必死でやっています(笑)。
ま、子供の扱いはうまくはないけど、長年レッスンしていくうちに、少しは慣れたということでしょうか?
ピアノ教室は、もちろん、楽しくないより楽しいほうがいいに決まっていますよね。
なので、小さいうちは楽しく出来るようにと、こちらもいろいろと工夫してやっていきます。
が、ピアノを弾くことって、決して楽しいことばかりじゃないと思うんです。
始めは楽しくても、しばらくすると、だんだん難しくなって、それまではあまり練習しなくても弾けたかもしれない、でも、いつまでもそういうわけにはいきません。
ピアノって、楽しいばかりと思っていたのがそうではなくなって、続かなくなる子もいます。
親御さんの中には、音符が読めて、楽しく弾ければいい、と思っていらっしゃる方も多いかと思います。
でも、楽しいばかりじゃないんです。
そっか、ピアノってこんなに難しいのか、練習しないと弾けないんだな、ということがわかって、それでもピアノが好きでいてくれて、この曲が弾きたいとか、テレビで見たあの人みたいに上手になりたいとか、どんなことでもよいから、何かピアノに興味を持ってがんばってくれると嬉しいなと思います。
ひとつひとつ、壁を乗り越えていってほしいです。
私は、「子供の扱いに慣れています~楽しい教室です~」というのを前面に出すつもりはありません。
ここは、ピアノ教室です。
ピアノの演奏技術を、先生自身も努力し磨きながら、生徒さんに真剣に伝えるところです。
なので、小さな子でも、ピアノの楽しさと厳しさと、両方を伝えていけたらと思っています。
でもでも、冒頭の言葉は、とっても嬉しかったなぁ~♪