2013.04.01
5年ほど通ってきてくれていた生徒が、先月いっぱいで辞めました。
急なことで、とても残念でした。
理由は、ピアノと、もうひとつ習っていた運動系の習い事をやめて、すでに通っている塾と、これから新しく、英語を始めるそうです。
つまり、芸術、運動系のものをやめ、お勉強一筋にしたってことですね。
確かに、英語も塾も大事ですよね。
今何を優先させるか、と言ったら、確かにそうなってくると思います。
もっと時間にも金銭的にも余裕があれば、減らさずに増やすこともできるでしょう。
でも、そういう訳にはいかないってことも、よくわかります。
残念ですが、受け入れないと仕方ありません。
その子、最後のレッスンの時に泣いていました。
お母さんとおうちで相談して、それでいいと決めたけど、いざ最後となると、やっぱり・・・と思ったのかもしれません。
その気持ちだけでも、嬉しかったです。
もう一度、お母さんに話してみる、なんて言って帰りましたが、今、また連絡があることはないでしょう。
でもまた、ほんとうにやりたくなったら、やれる状況になったら、来てほしいと思います。
ピアノなどの習い事って、すぐに結果が出るものではありません。
ずーーーっとずーーーっとながーーく続けて、これだけ弾けるようになった、今まで出来なかったことがあるとき、急に出来るようになった、と、そして、その過程が大事で、やる気がないときも、思うように弾けない時も、いろんな時を過ごして、心とともに成長していくものだと思います。
今の時代、すぐに結果がでるものに飛びついてしまいますが、そうではないものを根気よく続けることで、心が豊かになったり、継続することの大切さ、など、いろんなことを教えてくれます。
どうか、ピアノを一度始めたら、可能な限り、なるべく長く、がんばってみてください。
いつか、やっててよかった、あのとき辞めなくてよかったと思えるときが来ると思います。
教える側も、そう思ってもらえるようなレッスンをしなくちゃいけませんね!
がんばります♪