2014.11.29
昨夜は久々にテレビでゆっくり映画を見ました。
「幸せの黄色いハンカチ」
随分以前に一度見たきり。でも最後の場面にいたく感動した記憶があって、では、と見始めたわけです。
あら、健さんも武田鉄矢も若いな〜、桃井かおりって若い時からこんなしゃべり方かいな、って妙なところに感心しつつ、のんびりほのぼの35年前の日本(私の子供時代)ってこんな感じやったんやわ、と懐かしみつつ、 案の定、最後は滂沱の涙。
そりゃ勿論、今(私)の価値観からすれば、妻が流産したときの勇作(高倉健)の振舞なんて未熟すぎて容認できないし、
ましてや、彼は遺族にどう償ってきたの(償っていくの)とか考えなくもないですが、それはひとまず置いといて、、、
登場人物が皆、ちょっとづつ、駄目な部分をもっていて、、、
だからこそなのかな? ちょっとづつ他人を気遣って、
その優しさで困っている人の背中をそっと、時にはドンと押してあげる。
でも、それはお互い様。
見渡せば社会全体は決して裕福ではなくて、北海道の風景のそこかしこに慎ましやかな人々の生活が映し出されます。
「昭和は良かった」と言う言葉が
嫌いです。
「過去」は「過ぎ去った時代」と言うだけで、どこか懐かしく、美くしく、郷愁をさそいます。
でも、本当にそうなの?、って。
極寒の北海道、夕張のあの家に今住める?ヒートテックなんてない時代だよ。
あの頃は公害もひどく、人権意識なんて今以上に低くて、、、。
時計の針を逆さまに回せば全て良くなるなんて大嘘だと思っています。
それでも、「幸せの黄色いハンカチ」の登場人物が見せてくれた、
それぞれの弱さを認めつつ、気遣いあい、干渉し合う温かな人間関係を、もう少し今の社会に取り戻せたらと思わずにはいられません。