2014.11.22
最近、経済学を知りたいと思うようになりました。
今、手元にある一冊は
宇沢弘文著『社会的共通資本』
。
今年九月、86歳で亡くなった著名な経済学者、のようです。ようです、と言うのは恥ずかしながら全然知らなかったので。
例によって、追悼の記事を読みながら興味を持ったという流れ。
しかも、本は買ってみたものの経済学超初心者の私は一般読者向けに、噛み砕き、理解しやすく説明して下さっているであろう本書を読みあぐねている始末です。
情けない。
それでも、「はしがき」の文章にまず目を開かれる思いでした。
少し紹介しておきましょう。
「二十世紀は資本主義と社会主義の世紀であるといわれている。資本主義と社会
主義という2つの経済体制の対立、相克が、世界の平和をおびやかし、数多くの
悲惨な結果を生み出してきた。(中略)この混乱と混迷を超えて、新しい二十一
世紀への展望を開こうとするとき、もっとも中心的な役割を果たすのが、制度主
義の考え方である。
制度主義は、資本主義と社会主義を超えて、
すべての人々の人間的尊厳が守ら
れ、魂の自立が保たれ、市民的権利が最大限に享受できるような経済体制を実現
しようとするものである。(中略)
社会的共通資本は、この制度主義の考えた方
を具体的なかたちで表現したもので、二十一世紀を象徴するものであるといって
もよい。
(青字表示は筆者による)」
歴史を見据え、
混乱と混迷の現代にあってなお、
理想の社会を構築すべく、研究を重ね、その成果を社会に提示する。
智慧に基づいた、力強い、ポジティブ思考。
そう言えば経済学、とは経世済民(世を治め、民の苦しみを救う)の学問の意味
なんだそうです。間違っても金儲けの学問ではない、と。
なんだか勇気がでてきました。
さて、勇気をもらったところで、もうひとがんばり、読んでみましょうか。