2014.08.24
ただいま、京都市美術館で開催中の
バルテュス展へ行って参りました。
バルテュス、20世紀最後の巨匠と称されるフランスの画家。
以前、画集で見たことはあったものの、本物に触れるのは、しかもこれほど沢山
の作品に触れるのは初めてです。
不思議な絵でしたね。
印象に残ったのは、猫と少女。
不自然なポーズとミステリアスな表情。
正直、戸惑いました。
イタリア初期ルネサンスの画家、
ピエロ・デラ・フランチェスカの影響を受けて
いるとか。そう言われてみれば、そうかしら?
感情よりは理性に訴えてくるような、計算され尽くした、静かで、凝縮された時間。
な〜んて格好良い感想を書いてもよいのですが
エロティックな生々しい肢体で、白目を向いている女性とか
寝ているのか、死んでいるのか分からないような女性とか
う・つ・く・し・い?
幾つかの解説を囓り読みしたところによれば、
難解と感じているのは私だけでは無さそう。
にも関わらず、節子夫人によれば
「バルテュスはよく、絵はただ見ることが一番大切だと言っていました。知識は仕入れず、清らかな気持ちで見て欲しいと思います」
なのだとか。
ゴメンナサイ。清らかな気持ち、、、持ち合わせていないんです。
と、個人的には困惑の絵画展だったのですが
しかし展覧会全体の内容は非常に素晴らしいものでした。
氏のアトリエ、生前の写真や映像、遺品の数々が展示され
それらの物から、教養高いバルテュス氏の人となりが浮かび上がってくるようで、作品を理解できないながらも、バルテュスという貴人が強く印象づけられました。
あと少し9月7日(日)まで京都で開催中ですので、
ご興味ある方はお見逃し無く。