2014.07.27
暑い二日間でした。
例年、大阪天満宮の夏祭りは猛暑の中で行われます。
いえ、ただでさえ暑い街を、人々の熱気がさらにヒートアップさせているのかしら。
数日前から提灯で飾られた天満の街角、そこここで聞こえるお囃子の音。
当教室は祭の舞台となる大川からそう遠くないこともあり、天神祭が近づくとわくわく、そわそわ落ち着かない気分になります。
盛りだくさんの大祭ですから、一度にすべてを見るのは大変なのですが、今年はその中から
神鉾流しの神事と、
獅子舞を見てきました。
神鉾流しは951年に始まった祭の、由来とも言える神事で当時は川に神鉾を流し、その流れ着いた場所にその年の御旅所(神様の宿泊所)を決めていたそうです。
現在では御旅所を決めるという本来の意味は無くなっていますが、それでも鉾と共にその年の厄や穢れも流す行事として、祭の始まりに欠かせない神事となっているようです。
朝の九時。その年の神童をたてて、神官や地元講の代表者が川縁の祭場へとやってきました。龍笛や篳篥(ひちりき)の音に迎え入れられ、神殿への捧げ物、巫女の舞、神官の祝詞と数々の儀式が繰り広げられます。
感動したのは、厄や穢れを紙の形代(かたしろ)に移して川に流すのですが、その形代が川縁で見守る観光客にも配られたことです。
部外者の私達の厄や穢れも一緒にお祓いくださるとは、
流石は、庶民に愛されてきた天満の天神さんです。
そして、儀式は最大の見せ場
鉾流しへ。
川中へと、神童、神官、龍笛奏者を乗せた舟がこぎ出します。
頭上には高速道路。
近代の構築物の下で繰り広げられる平安絵巻。
聖と俗とが一体となったような、現在と過去とが交差するような
不思議な空間でした。
追記:
沢山の人出で賑わう天神祭ですが残念な事があります。
祭の後の街が汚い、、、。
近年は祭本来の姿が見失われ、
花火や屋台を楽しむイベントに成りつつあるのかもしれませんね。
天満の神様は懐の深い神様やと思います。
遠方からもぎょうさんお参りしてもろて、地元の人達も喜んでると思います。
でも、そやからこそ、外から来た人はお客さんとして礼儀正しく、いやそんな難しいことやおまへんで。最低ゴミを街角に捨てて帰んのはやめようや。
ほんで、地元の人と一緒に祭を盛り上げて、楽しんで、夏を乗り切る元気一杯もらって帰ってえや。次から頼むで!