2014.07.11
音楽家と言うのはカナリアのような存在では無いかな
と思っています。
深い穴をうがつとき
炭鉱夫は一羽のカナリアを携えてその穴を降りて行くと言います。
カナリアは誰よりも敏感に毒気を感じ取って、
危険を知らせるべく、真っ先に啼くので。
音楽家は、何も生産しません。
ただ、音を奏でるだけ。
この経済主体の社会において、なんと無価値な存在、、、。
でも、世のしがらみや、損得なしに
本当に美しいものを
ただ、ただ、美しいものだけを、探し求めているからこそ
醜いもの、酷い(むごい)ものには
誰よりも敏感に気づかなければと思うのです。
そして、そのときには
声の限り啼かねば、と思うのです。
〜清志郎のメッセージを聞いた夜に〜