2014.07.05
「たいようが オルガンひいて あさがきた」
こんな情景で始まる絵本があります。(荒井良二:たいようオルガン)
画面一杯、溢れる色彩。
太陽がオルガン?
そう。きらきら降り注ぐ太陽の光は、まるでオルガンみたい!
でも、絵本の中のオルガンは意外と小さくって、
太陽のお手々もやせっぽちで、ちょっと笑えちゃう。
そこをゾウバスが走っていきます!
リズミカルな言葉にのって、橋をわたり、大きな街を通り抜け、人をのせたりおろしたり
「どうぞどうぞ のったりおりたり ゾウバスはしる」
嵐にあって、海にでて、
そして、最後は大きな大きな夕焼け。
かわりに空に昇るのは、つきオルガン。
この素敵な絵本を題材にした曲を聴いてきました。
木下牧子さん作曲の「たいようオルガン」
、オーケストラと合唱の為の作品。
(演奏は大阪コレギウムムジクム)
絵本の音楽にしては、なんとコージャスな編成!
でも、この溢れんばかりの色彩を表すにはやっぱりオーケストラじゃなくちゃ!
ただし肝心のオルガンの加わらないのが、ちょっと笑えちゃう。
言葉のリズムの生きた、ドライブ感のある演奏。ちょっと変拍子?
でも、難しくないですよ。
だってゾウバスと一緒に、旅をしていくんですもの。
私は嵐の場面が大好きです。
ぽつ ぽつ と降り出した雨(チェロ)に続いて
ゴロゴロ ピカピカ ゴロゴロ ピカピカ
ゴロゴロゴロゴロ、バーン!!!
ゴロゴロゴロ、バーン!!!
ここでは打楽器が炸裂です。
それも収まると、壮大なたいようが海へと沈んで、
最後は静かな静かな つきオルガン。
透き通るような美しい音色が空へと立ち上ります。
こんな音楽、子供達にもたくさん聴かせたいですね!