2013.11.09
先日、チェンバロの発表会を終えました。
今回は、私は一生徒の立場でF.クープラン『オルドル28番』を演奏させていただ
いたのですが、全体としては、ほぼ納得のいく演奏であったものの最後の最後で、ミスタッチが連続、少々がっがり。
人前で弾いた経験のある方はご存知かと思うのですが本番とは、練習時には決してしないようなミスをしてしまう、
魔の時間ですよね。同時に、練習時にはめったに味わえない高揚感を味わえる
奇跡の時間でもあるのですが、、、。
で、本番前には、その
魔がささないように、ありとあらゆる手を使って備えるの
ですが、当日リハーサルもその為の大事な対策となります。
さて、今回のミスタッチ。実は思い当たる節が。
というのは、会場リハーサル時、時間の制約などもあって演奏の後半部分が十分に集中して弾けなかったのです。すると、どんぴしゃり、そこのところでミスタッチ続発。あらためて、
リハーサルの重要さに思い至ったわけです。
というわけで、今日は、私がリハーサル時に注意していることについて幾つか書 いておきたいと思います。自分への反省も込めて!
1) 本番と同じ条件で
その時々によって、会場や、運営上の制約があるかもしれませんが、
可能な限り
本番仕様で行うのがベストですね。
ライト、本番の楽器と椅子を使うのは言わずもがな、その楽器の場所、靴や衣
装、楽譜の置き方、めくり方、曲間の取り方、、、、。
というのは、
普段気にならない些細なことでも、本番では象のように大きな問題
に感じられるのですよ~。
椅子が尻に合わない、とか、衣装の袖が引っかかるとか、ライトに反射して楽譜が見にくいとか、、、練習時なら、「ま、良いか」で済ませられるところが無性に気になって仕方がない。いやいや、勿論そんな事で演奏がぐらつくようでは駄目なんですよ。
でも、とにかく考えられ限り不安要素は減らしておくのが得策ですよね。
続く