2025.04.17
時にご兄弟姉妹でピアノのレッスンに来られることがあります。
たとえば、ピアノを弾くお姉ちゃんに刺激を受けて、またある時は、弟のレッスンに付いてきたお姉ちゃんもつられて、そんなケースですね。
面白いもので、家族の中に楽器をさわるメンバーがいると音楽がずっと身近なものになる様です。特に小さな妹、弟さんは年長の兄弟姉妹の練習を聞くうちに、知らず知らず会得しているのでしょうか。スムーズにレッスンに入っていけるような気がします。そういえば「門前の小僧、習わぬ経を読む」なんて諺もありました。
教室を開いていると、とてもとても小さい生徒さんから入門希望を受けることがあります。でも、そんなに焦らなくても大丈夫。周りから楽しそうな音が聞こえてくれば、自然とやってみたくなりますよ。あるいは、教室に通わせているのだから「練習させなければ」と思い詰めなくても大丈夫。音楽は義務や苦行ではないのですから。
英才教育とはなんでしょうか。
私は普通のことを普通に、と思っています。
季節の変化に驚き、子どもと一緒に歌を口ずさむ。人参を切りながらトントンとリズムを刻む。外遊びをして腕や手の力がついてきたら楽器演奏も楽になるでしょう。ピアノの前に座って指を動かすのだけが音楽じゃないと思っています。
とはいえ、今の時代「普通のことを普通に」というのが案外難しいようにも思います。そんな時はどうぞ教室の扉を叩いてください。
喜んで音楽の世界へと誘うお手伝いさせていただきます!