2025.03.27
発表会が終わり、また新しい歩みが始まりました。
春は別れと出会いの季節。この春は卒業、そして残念ながら退会された方も多く、教室としては余裕を持って新しい方々をお迎えできそうです。
そこで少しばかりこんな子供たちにも教室の扉を叩いてもらえたらなぁ、というお話を。
あまり知られていないようなのですが、音楽はかつて数学の一分野として研究されていました。ですから音楽の理解、端的にいうと読譜には「数える」「分割する」という概念の体感できていることが必須となります。
実は子供たちにとっては、これがかなり難しいんですね。
目で見て触れられるものを数える、分けるならまだ分かりやすいでしょう。でも音という見えないものを、時間を細分化していくということを体感し、それを記号を使って可視化した楽譜(図形)に結びつける、これは相当ハードルが高いとは思いませんか?
もちろん、子供によっては簡単にこれが「腑に落ちちゃう」子もいます。
でも「腑に落ちるのに」時間のかかる子も。それは、もしかしたら算数の苦手な子供かもしれません。
では、そういう生徒は音楽の才がないのか?
私はそうは思っていないんですね。
音楽には様々な側面があります。
人の思考、心の有り様の数だけ、音楽にも数限りない要素があると思うのですね。ですから誰にでも心に、身体にピタリと重なり合う響きがあるはずです。
まずはそれを探していきましょう。
そして音楽を楽しみながら算数の概念、「数える」「分割する」を腑に落としていってほしいと思っています。
楽器を学ぶのにはあまり器用でない方が良いと思っています。
時間をかけて、苦労して身につけた知恵や技術は、簡単には崩れない強さと説得力を持ちます。
昨今の風潮とは著しく外れているような気もします。でも楽器習得に王道はないんですね。
新しい出会をお待ちしております。