2024.10.01
ただいま熊猫音楽舎(山本真美ピアノ教室)は秋の生徒募集期間中です。
募集にあたって、あらためて当教室の目指すものを書いておきたいと思います。
先日「母に捧げる僕たちのアリア」というフランス映画を見ました。
舞台は南仏のあまり治安が良いとは言えない港町。
およそ音楽とは無縁と思われる家庭(荒くれ者の兄三人と寝たきりの母)で過ごす主人公の少年が夏の課外授業でオペラと出会うんですね。
少年の歌への情熱と才能を認めた声楽家の言葉が印象的でした。
「今、彼には歌があります。
それは一生ものですよ。
物事を違う視点で見られるし、
喜びやエネルギー(Force)を得られます。」
ただ上手く弾く、速く弾く、見栄え良く弾くではなく、
人生に違う価値観をもたらし、
生きていくための力となる音楽をお伝えできればと思っています。
レッスンでは基礎となるソルフェージュを重視しています。
それだけに進度はゆっくりです。
自分で考えて納得できるまで待ちます。
一個一個石を積み上げるように。
じっくりと取り組んでみたい方向けの教室かもしれません。
でも、そうやって身につけたものは一生の宝になると確信しています。
こんな教室でよければ、ぜひ扉を開けてみてくださいね!