2013.03.10
大阪にも
春がやってきました!てんてん天満の天神さん裏の梅も満開です!
さて、今日は音叉(おんさ)のお話です。
みなさん、音叉はご存じですか?U字型の金属の棒で、調律、調弦の時に基準音を決める為に使います。たたくと、
ポーと揺れの無い音が持続する、あれです。
以前は
調律時の必須アイテムだったのですが、今は電気のチューナーにおされて、見る機会がすっかり減ってしまいました。
そんな時節、知人より誕生日の贈り物に
「日音の音叉」をいただきました。
これが、思いの外、素敵な音叉だったのです。
「日音」というのは、純国産の音叉を制作する日本で唯一の会社です。
そこでは創業者が試行錯誤のすえ編み出した技術を伝え、職人さんが一本一本、その
手と耳でもって手作りしているそうです。それらは世界的にみても最高水準のレベルで、持続音は一分ほども続くとか。
私のいただいたそれは、美しい木箱に入って、銀色に鈍くひかる本体にはネームまで刻印されています。飾っておくだけでも素敵ですが、でも
道具というものは使われてこそ価値があるもの。
何に使えるか、考えてみました。
もちろん調律に使うのが、真っ当な使い方なのですが、とは言うものの、これでチェンバロの調律などしたときには、日が暮れてしまいそう、、、。
ということで、レッスンで使うことにしました。
生徒さんと二人で、音叉の音を聞いて
まずは、同じ音をだしてみる。
意外と難しいんですよ。
それが出来たら、基準音の5度上をだしてみる。
なかなか、ハモれないんもんですよ。
それができたら3度もいれてみたいな。
一本の音叉から広がる和音の世界。
生徒さんとハモるのが楽しみです!