2018.01.04
思い立ってお正月の隙間に沖縄本島に行ってきました。
目指すは嘉数(かかず)高台公園。
沖縄旅行で困るのが交通手段。
当方、夫婦ともども自動車免許と言うものをもっておりません。
染み付いた貧乏旅行の性でまずはバスターミナルへ。
路線図を眺めること1分
無事(?)タクシーの運転士さんが声をかけてくれました。
行きたいのはココとココ、値段はコレで。
交渉成立、出発です。
宜野湾市(ぎのわんし)の南方に位置する嘉数高台公園は那覇から2〜30分。
世間話をするうちに、もう公園です。
頂上の地球儀を模した展望台に上ってみます。
目の前には街の中心を穿つように伸びる巨大な滑走路。
普天間飛行場です。
向こうには東シナ海。
正月二日の朝は静かで(正月はオスプレイも飛びません)、海が光っていました。
公園内には慰霊碑
「島根の兵奮戦の地」
「京都の塔」
「青丘之塔」 というのは朝鮮半島出身沖縄戦戦没者の碑
ここにはトーチカ(防衛陣地)があり
海の向こうからの夥しい米軍の艦砲射撃を浴びたと言います。
住民、日本兵、米兵、、、、多くの死者が出ました。
タクシーに戻り
「京都の人もここでたくさん亡くなっていたんですね」と言うと
「そうさね〜 戦争やからね〜
沖縄の住民もそうやけど 本土の人もたくさん亡くなっとるよ
アメリカの兵隊もここで2万6000人亡くなったんよ」と。
この地にたてば
戦のもとでは
沖縄も本土も半島も敵もなく
死だけが 等しい
ということが肌身で感じられます。
本土と沖縄
日本と朝鮮
味方と敵 という分断が愚かしくなりました。
(続 浦添ようどれへ編へ)