2013.04.14
Tちゃん(高2)のレッスン☆
私はレッスン開始と同時に、目標達成ノートを見せてもらいます。そこには生徒が1週間どんな練習をしたのか、書き込むようになっています。
Tちゃんのノートを見せてもらうと・・・
う~ん・・・なんとも。。。(^_^;)
『最近忙しい?練習できない・・?』と聞くと、
『頑張ればなんとか・・・』と。
そっかぁ・・・
『よし!じゃ、ハノンから♪』 レッスン開始♪
彼女の隣で弾きながら、いろいろ考えていた私。
一通り、基礎をやったあと、切り出しました。
『何か、目標持ってみない?』と(^-^)
目的意識があると、人は成長する。ピアノを習う上で目標になりうるのは、やはり、“人前で弾く”ということ。
発表会はいつも欠席のTちゃん。家庭の事情ということで、こちらもあまりきつくは言えなかった。いや、本当に大変なご苦労をされているご家庭でして・・。だから、原則として全員参加の発表会ではあるけれど、Tちゃんだけ大目に見てきたのは事実。
そんな彼女に、ステージに立つことを勧めてみました。
7月のピティナ・ピアノステップ♪
あまり乗り気ではなさそうだったけれど・・・。
そうだよね、そうだよね。何せ、こんなこと初めてだと思う。大人になって挑戦するのは、よりパワーもいることだと思う。分かる!!分かるけど、分かるけど・・・それでも、何か刺激を受けて欲しいとの願いで勧めてみました。
『来週、パンフレットを持って来るね♪ネットで自分でも検索してごらん?(´∀`)』と、話しました。
今後、Tちゃんのレッスンが良い方向に変化してくれることを願って、自分に出来ることはやっていきたい、と思う私でした。
Tちゃんは出張レッスンです♪出張レッスンで普通は有り得ないけど、ご両親とのコミュニケーションもほぼない・・(^^;ピアノってご家庭の理解と協力が大部分を占めている習い事だから、この状況で私がやれることも限られてくるのではあるけれど。
割り切っちゃえばラクなのかもしれません。でもね、私は絶対にできない。目の前にいる生徒に、適当なレッスンなんか絶対にできない。100%の愛情と熱意で生徒とは接したい。というか、そうするのが当然だと思うから。
でも・・・最近は、何のためのレッスンなのか、レッスンで何を得ているのか、分からなくなってきていました。こちらもお月謝を頂いている以上、自分の中でしっかりと“仕事”がしたいわけ。
クラシックから離れ、Tちゃんの好きな曲をレッスンに取り入れてみたり、他の生徒以上にコミュニケーションを意識して取ってみたりして、Tちゃんの心の内を知りたいと力を尽くしてきました。
いろいろやっているうちに、光が見えてきたかな~、と思うこともあれば、見えていた光がすぐに隠れちゃうこともあり・・・
昨日話していて、
『レッスン、楽しいですよ(^O^)』と言っていたTちゃん。
『でも、始まる5分くらい前は憂鬱になりますけど・・・始まっちゃえば楽しいです。』と・・・(^_^;)
ちょっと複雑よね、コレ・・(^^;
『何をしている時が楽しい?』
『憂鬱になっちゃうのは、今週も練習できなかった・・・って思うからなのかな?』
これらの質問に、答えを出せなかったTちゃん。
う~ん・・・まだまだ何かありそうだ・・・(´・_・`)
生徒にとって、レッスンで得たいものは違います。年齢によっても違います。だから、ひとりひとりのニーズに合わせたレッスンを提供できれば、それは本当に価値ある30分だと思います。
Tちゃんにとって価値ある30分がどういう30分なのか。それを掴めるまで、試行錯誤の日々は続きますが、私は自分の仕事を全力でやるだけ☆
時には、こんな面談のようになってしまう日もあります。でもこれも、大事な大事なレッスンの一コマ。