2016.09.16
今日は山本美芽先生の「21世紀のチェルニー 第3回チェルニーでつく力・つかない力」
に参加しました。
今回は「チェルニー初歩のためのレクリエーション」(全音)「チェルニー 100のやさしいレクリエーション」(音楽之友社)を使って、弾き合い会でした。
このテキストは、今回初めて知りました。
この中には、ヨーロッパ各国のオペラのアリアや、チェルニーと同時代のハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンなど18名の作曲家の名曲が、アレンジされています。
チェルニーといえば練習曲のイメージで、あまり好きじゃない方も多いかもしれませんが、
この曲集は、短い曲が多いので、なかなか練習時間を取れない生徒さんに使えそうです。
ピアノを楽しめるようになるには、ある程度のテクニックが必要です。
しかし、訓練だけでは、楽しくありません。
今日のお話では、楽しさから集中できるホルモンが分泌され長時間練習できるようになり、訓練もできるようになるそうです。
楽しさと訓練との良いバランスが上達の秘訣だと言えるのでしょう。
今回、弾き合い会で、興味深かったのは、
出版社により、アーティキュレーションが全く異なる曲もあったことです。
私は音友社でしたが、全音と比べて驚きの連続でした。
私は細かく指示されている方がわかりやすいかなとも思いますが、自分で考えることも大切なので、両方弾いて研究するのも楽しそうでした。
私は電子オルガン出身ですが、チェルニーを練習してきたおかげで、ショパンなども弾けるようになったと思います。
チェルニー30番に入る前に、このような曲集で、チェルニーへの免疫をつけておくと、チェルニー嫌いも少しは減るのではないかなと思いました。
セミナー後のランチ会も、中学校の合唱の伴奏の話題で、盛り上がりました。
ちょうど、選ばれた生徒さんがいたので、タイムリーな話題がありがたかったです。