2020.08.23
先日、音楽やピアノが脳によい影響をもたらす!!という講座を聴きました。
これまでも脳科学の先生のお話や
難関大学生やスポーツ選手、手と頭を使う事のご年配の方へのよい影響など
よく耳にしてきましたが
アメリカではこのような事例があり証明されているんだ~!と
興味深く思いましたので
許可のもと こちらに紹介させていただきますね(^^)
現在 アメリカの大学(Biola University Conservatory of Music,Pasadena City College Music Department)の音楽部講師をされている 河村まなみ先生
たいへんな数の論文を探求そして翻訳なさっています。
優しい語り口調で 日本人らしいお気遣いがあふれる先生のお話でした。
講座は
アメリカでの音楽教育の歴史 現在
そして注目されている
「音楽教育の恩恵」について 以下のような証明をもって お話しくださいました。
『音楽教育は学業成績に良い影響を及ぼす』
○カレッジ・ボード(大学入学用全国模試を行う機関)の統計を見ると、 2015 年に
全国模試を受けた高校生のうち、4 年音楽のクラスを取った生徒は 1 年半以下しか取らなかった生徒より平均 92 点、総合点が高かった。
(National Arts Administration and Policy Publications Database, “Arts Facts: SAT Scores
and the Arts” 2016
○音楽の授業がある学校は、ない学校より 10 %近く出席率が高い。
(The National Association for Music Education. "Music Makes the Grade." The National
Association for Music Education. Accessed February 24, 2015)
○音楽教育を受けた子供は、どのレベルであれ、全く受けていない子供より英語、数学の成績が良い。 (Journal for Research in Music Education, June 2007; Dr.Christopher Johnson, Jenny Memmott)
◎なぜか?
〇音楽が脳内の注意力、集中力、計画性、予想力、などを高める。
Baker, Mitzi.
“Music moves brain to pay attention, Stanford study finds.” Stanford
Medicine. Accessed February 24, 2015
「スタンフォード大学は、音楽が脳の
注意力を高めさせる事を発見した」
〇幼少期に一年以上音楽のレッスンを受けた子供達の脳構造は、音楽のレッスンを取ったことのない子供達とは違う発達を示した。
National Association for
Music Education. “The Benefits of the Study of Music.” National
Association for Music Education. Accessed July 17, 2014
「音楽を学ぶ事の恩恵」
アメリアでは学校内(特に私立校で)授業中にピアノのレッスンがあり
高校生は高齢者施設などでの演奏会→社会奉仕活動
ハーバード大学ではリベラル・アーツ(一般教養=全人格的教育)を目指す観点から 芸術(音楽、美術)教育は必修 重要とされているんですね。
私達の教室でも 日頃のレッスンで
園児さんが可愛くも 一生懸命ひとつひとつ音符を理解して両手を思うように動かしたり
小学生達の独奏がどんどん上達!また自分達でアンサンブルを提案!!
中学生が五線に音符がいーーーっぱい詰まった合唱伴奏を 根気強くこつこつと読み解き 弾きこなしたり
大人の方も楽しみながら新しい音楽に挑戦。生き甲斐だと感じて下さる。。。
高校から短期留学へ行った生徒さん ホームステイ先にピアノがあり、
演奏してコミュニケーションを深めたと言っていた事もありました。
演奏力 忍耐力 人前で演奏する精神力
脳にいい事 まちがいなし!とひしひしと感じます!!
これから伸び盛り!や
お勉強を頑張りたい時期も どんな世代も
ピアノや音楽にたくさんふれて
脳にいい効果!!を
実感してほしいと思いました♪