2020.12.12
*こちらは「4歳児のピアノレッスン(前編)」からの続きです。
4歳といっても、体や指先の発達具合に一人ひとり違いがあります。
それを無視して、1日でも早く弾かせようとレッスンを焦ってしまうと、
子供に大きなストレスを与えてしまうことに。
具体的な例を一つ上げると、
指を1本ずつ素早く折り曲げることが出来ない子に、
1音、1音違う音を弾かせることは難しく、
弾いたとしても曲として流れるようには聞こえません。
「♪さ・・い・た・・さ・い・・た」みたいな。
そうしたレッスン続けると
音楽を楽しむどころか嫌いにさせることにも。
ピアノの楽しいところ、良いところは
言葉の代わり、いろいろな音で表現できるところかなと。
音符やリズムが正確にとれたら満足、
無表情だけど間違わないで弾けたら終り、
ではないということ!
この表現力の基礎となるのが
幼児期の音楽体験です。
人間の脳の大部分が形成される幼児期に、
弾くこと以外でも、体全体で
音楽を楽しいと感じる体験こそが、
すてきな演奏につながっていくと思います(^^)