2022.07.22
早々と梅雨が明けたと思ったら突然の猛暑になったり再び雨の日続きとなり、体調も狂いやすいですがピアノの音も狂いやすいです。その日の気候によって微妙に変化する音色。あぁ、こんな時自分で調律できたらなぁと。いかんせん演奏はできても調律はプロにお願いしないとなりません(^^;
今月は多くの日本人にとってショッキングな事件がありました。国のリーダーだった人があんな事になるなんて…
同時期、個人的にも少しショックな事がありました。同業の方と関わる機会があったのですが、あまりの価値観の違いにびっくりしたのです。音楽的にも、人としても…
詳しくは書けませんが今回思ったのは、歳を重ね、経験を増すごとに謙虚でありたい、という事です。私は今年で40歳になりました。ベテランとまでは言えないけど、中堅と呼ばれる位置だと思います。職業柄「先生」と呼ばれ、その呼ばれ方に慣れてきてしまうと、何か勘違いを起こしやすいのです。
これまで私が出会った素敵な人達は、とても謙虚でした。
大学を出たばかりの頃にレッスンした70代の生徒さんはとても品のある御婦人で、孫みたいな年齢の私に対して、先生としていつも最大の敬意を払ってくれました。
また、私が大尊敬するピアニストの方に初めてレッスンをお願いした時、「僕ごときがあなたのお役に立てるか分かりませんが」と仰いました。普通ならお時間をとってもらえるような方ではないのに、そんな言葉がさらっと出てくる。
これが品格なのかなと思いました。
どれだけ実績があろうが、立派な経歴があろうが、品格がない人には魅力を感じません。音楽家でいうと本当に一流の人はとても謙虚な気がしますね。私はそういう人になりたいと思ったのでした。
あ、40を過ぎたら年下から学べという言葉がありますよね。生徒さんからも日々学んでいますよ😊これは本当です。