2014.02.10
熱心な生徒さんは、練習はもちろんいいものを聴くことにも熱心です。私も普段から気を付けて、レッスンしている曲に関連したものを具体的に指示して聴くようにお勧めしたり、これだけは知っていた方がいい名曲をプリントしてお渡ししたりしています。
先日は「どんなCDを買ったらいいですか?」とお尋ねがありましたのでショパンをぜひ、とお勧めしました。最初はいろいろな有名な曲が入っている名曲集。ピアノを習う人なら必ずあこがれるのがショパン。ショパンの美しさと哀愁は人の心を惹きつけます。 CDには聴いたことがある曲がたくさん入っているはずなので、何度もくりかえして聞くうちに知らなかった他の収録曲も自然と覚えていきます。
ピアニストでは、ルービンシュタインとフランソワあたりを聴いてみては?と提案しました。同じ曲でもこうも違う表現になるかという発見があるはずです。 違うことが分かることから耳が良くなっていきます。良く聴けるという入り口になるからです。
そして例えば私はルービンシュタインの方が好きだわ、ということになればルービンシュタインの他の曲の演奏も聴くようになります。その中からまた知らなかった曲を好きになり、更にいろいろなピアニストで聴いていくうちに好きなピアニストが増えていくでしょう。
私ができるのはほんの入り口だけですが興味の糸をどんどんたぐっていけばかなりの発見があるはずです。作曲家や演奏家に関する本を読むのもおもしろいです。 好きなピアニスト、目指す音色、ぜったいに弾いてみたい曲、この辺が揃ってくるとピアノの練習のモチベーションも上がってくるのではないでしょうか?
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