2026.01.31
☆ねこふんじゃった☆
ピアノ初心者でもエンジョイできる、最高にクールで最高にエンターテイメントな名曲中の名曲。曲の途中での手の交差の技が‶私って今超絶技巧やってるぅ~~~”というナルシ感を満足させ、子どもはこの曲をどれだけ爆速で弾くかを競ったりして遊ぶこともある。
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「ねこふんじゃった弾ける人ーーー。」
「ハーーイ!」
元気な声が聞こえてきそうですね。
でもなぜこんなにみんなこの曲が大好きなのでしょう?
①聞きなじみがあり、みんなも知っている曲なので共感し合える
②ピアノ初心者でも簡単に両手弾きの楽しさを味わえる
③黒鍵が多く、弾く場所が覚えやすいので、楽譜なしでOK
④調子が良くて明るい
⑤猫を踏んじゃったというネーミングの面白さ
と、理由はたくさんあります。
しかしこの曲は超超有名曲にもかかわらず作詞作曲者不詳なのです。
謎だらけのこの曲は世界的に大人気。国によって呼び名が違います。
まず猫を名乗っているのは、フィンランド『猫のポルカ』韓国『猫のダンス』ブルガリア『猫の行進』台湾『猫を踏んじゃった』そして日本『ねこふんじゃった』。他の国にも動物がたくさん!犬がワルツを踊ったり、ロバが行進したり、ブタやノミまで出てきて楽しく踊ります。
そしてお国によってピアノからフルオーケストラまで演奏する楽器も様々。この明るい曲は何の楽器で奏でても人を笑顔にしてしまいます。
ところでなぜ日本では“猫が踏まれる”のでしょうか?その理由は不明です。この音楽が海外から入ってきたとき、この楽しいメロディーが“ネコフンジャッタッネコフンジャッタッ”と聞こえたからではないか、というのは私の推測。(バッハのトッカータとフーガト短調にも有名な歌詞がついてます…ミルクが出てくるアレです)
また、手移しでどんどん広がったこの曲、楽譜はなんと超ムズです。
曲の最初にはなんと6個の♭が。これは変ト長調という楽譜的には上級者向け。常に音階の中の6個の音に♭を付けて演奏しなければいけません。完全に心が折れるパターンです。ところがそのおかげでほぼ黒鍵を弾くこととなり、どこを弾くかが分かりやすく、結果的に覚えやすくなったといううれしいおまけ付き。音楽理論と弾きやすさが矛盾していて笑えますね。
しかも、ねこふんじゃったはなんとあの燦然と輝くショパン作曲『黒鍵のエチュード』と同じ調。右手は曲を通して黒鍵だけ(一音だけを除く)という、マニアックな上級者あこがれのあの曲です。
そしてなんとショパンの生まれたポーランドにも、ねこふんじゃったがあります!題名はなんと『カツレツ』(Kotlety)。この歌を歌いながら肉をたたいて伸ばすんでしょうか?
え?!じゃあショパン作曲『黒鍵のエチュード』も、ねこふんじゃったを意識していたのかなって?いやいや、ねこふんじゃったは19世紀後半に広まったと言われているので、ショパン(1810~1849)とは関係なかったはず。
でも、もうちょっとショパンが長生きだったら
「あ、これも黒鍵の作品やん!」
って驚いたかも!
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