2025.09.15
まだまだ暑い熊本市内、カメムシ、コガネムシ、セミ、ダンゴムシ…小さな子供たちが大喜びな夏の生き物、昆虫たちはまだまだ元気です!
そしてかつてのクラシックの作曲家も昆虫にインスパイアされた曲を書いています。
♬リムスキー=コルサコフ作曲《熊蜂の飛行》
ヴァイオリン&ピアノ。最も有名な昆虫クラシック(?)のひとつ。 目まぐるしく奏される半音の高速な旋律が蜂の羽音そのもので、蜂の飛行を感じさせます。 昆虫の羽音を音楽で描写する傑作です。
♬バルトーク作曲《蚊のダンス》
ヴァイオリン二重奏。こちらも蚊の羽音を模倣。 昆虫の音を音楽的に再構成するアプローチは《熊蜂の飛行》と同じです。聴くだけだと自然な音の連想が楽しめる傑作ですが、譜面を見ると、拍が微妙にずれているのにアクセント(強調記号)を付けたり、同じようなメロディーが何度も繰り返されるのに、弾き始める拍が全部違ったり、と演奏者泣かせの難曲です。
♬ラヴェル作曲【博物誌】より《コオロギ》
歌&ピアノ。もともとの詩が昆虫を擬人化させているため、実際のコオロギを描写した曲ではないところが、前述までの曲とは全く違う切り口。ラヴェルお得意の一風変わったユニークな魅力を持った作品です。ピアノ伴奏がコオロギの日常(これも架空の)を、ラヴェルらしく繊細に音楽に変換。コオロギは小さな時計のネジを巻いたり、鍵穴に鍵を突っ込んで外界を警戒したり。ラヴェルが書いた詩ではないのに、まるで彼の日常を表現しているようで興味深いです。彼は素材に対して厳しかったといいますから、この詩を見つけた時の喜びようを想像します。
ところで昆虫、蝉についての驚愕のニュース。
筑波大学の研究チームが、セミの鳴き声を電気的に制御して音楽を演奏させるという実験に成功したそうです。なんとセミのお腹に電極を挿入し、電気刺激によって鳴き声のピッチ(音の高さ)を調整することで、パッヘルベルの《カノン》などの旋律を再現したのです。
昔の作曲家たちも、まさか昆虫自身が音階のある音楽を奏でる日が来るなんて、思ってもみなかったでしょう!
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熊本市・東区健軍ハートピアノ教室
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