2024.09.15
まだまだ暑い9月。
そんな日に聴くボサノヴァはなんだか涼しさを運んできます。ボサノヴァとは、ブラジルのサンバにジャズの雰囲気とフランス印象派のキレの良さを取り入れたような音楽です。
その中でも今の気分にピッタリの曲は《おいしい水》。直訳では“おいしい”という意味はないそうで、そのあたりの歌詞の解釈へのニュアンスは難しのですが、言葉はよく分からなくてもリズムとメロディーがとても素敵なので、ついつい口ずさんでしまうわたくしです。
ポルトガル語では♬アグァヂべべー、フランス語の歌詞だと♬セネクデルゥォーという何度も歌われる歌詞の部分だけを真似しても、なんだかちょっと外国語を話せているようないい気分になれます。
それにボサノヴァはよくクラシックギターと一緒に歌われるので、いい感じで力を抜いた語りかけるような歌声がおしゃれです。吐息のようにささやくような気負わない歌い方は、わたくしなどが鼻歌で何となく真似してもサマになってしまうのです。(と勝手に思っています)
また、ボサノヴァは他の音楽様式のリズムと同じく、強調する拍の場所が決まっています。その強拍部は日本人のリズム感には全くない箇所にあるので、そこに合わせてビートを取ると、身体がふわっと浮いていく感じがして、まるで自分もブラジルの方のようにアップビートな踊りができそうな錯覚をしてしまいます。都会的なボサノヴァですがそこはやはりサンバを起源としているので、リズムには民族的熱さが少し残っているようです。
日照りが続く我が家のカラカラの庭に水を撒くと、樹や植物がありがとうと言っているようにみんな輝きます。熊本は蛇口からそのまま水が飲めるおいしい水の町です。まだまだ暑くて大変ですが、ボサノヴァパワーでがんばりまーす。♬アグァヂべべー♬アグァヂべべー
熊本市
東区健軍ハートピアノ教室