2022.10.04
明夫「僕は手は大きかとばってん、なかなか早か動きがまめらんとです(動かないんです)。」
※明夫くんはトピックス祭りのゲスト(『当たってくだけて平均律クラヴィーア曲集』に登場する架空の人物)です
HEART「手の大きさは悩みの種ですね。大きくても小さくてもいろいろと。大きさだけでなく世界的なピアニストでも何かしら悩みがあるそうです。完璧に上手くてもあがり症とか。難しい曲でもあまりにも簡単に弾けてしまうのでつまらない人とか。」
【手が小さい】2017.01.30
手が小さくて広がらないとうまく和音が届きません。それに響きも悪く、力まかせに弾いていると故障してしまいます。 私も手が小さいので、音数が多く和音が広がる曲には苦労します。
例えば、下から♯ファラ♯ファの和音、 ド♭ミドの和音などは、肩が上がってしまったり広がらない指がなかなか定位置に行ってくれなかったりします。
私の音大受験の試験曲のひとつはベートーヴェンのピアノソナタ第18番でした。冒頭の和音は小さい手にはとても弾きにくく、当時のピアノの先生から「受験はあきらめた方がいい。」と言われたほどです。
手や指を痛めない正しい方法で少しずつ慣らしていくと、だんだんとどくようになります。その小さい手で魔法のように軽々と豊かな響きのピアノの音が得られると、これまでの苦労が吹き飛びます。音が出て行く瞬間、指は鍵盤の中に埋まっていく感触で、楽な姿勢と力のかけ方によって、身体が細くても軽々とボリュームある音を出すことが可能です。
また弱音は指先に集中しがちですが、姿勢や力をかける身体の部分によって音が変わります。身体全体を意識した方が、楽に音色や音量を変えることができます。
手の大きさにかかわらず一番大事なのは頭の中でいい音をイメージして、身体に負荷をかけないようにしてその音を出すことです。いい音のイメージを持っていることが大事。それから曲がどんなに大曲でも、好きならとにかく向かっていくこと。大学時代の恩師は「大切なのはその音を出したいという執念よ。」と、よくおっしゃいました。
熊本市東区健軍
HEART PIANO ハートピアノ教室