音やリズムの間違いをチェックし終わり、さてこれからが本当の仕上げの期間に入ります。
デジPで自宅練習している方が多くなってまいりました。デジPの音は、仮想の音の世界なので教室のピアノで弾いてみるとあれ?ってなるお子様も多いです。
和音の連打は、鍵盤に指をのせて1ミリくらい下げてから弾いたり、アクセントをつけたい音の手首の動き、ローリングして音階的なラインを
まとめて弾くこと、左右の音量のバランス、曲が持つ全体のエネルギー感や盛り上がり部分をどうするかなど、細かいテクニカルなことに加えて仕上げていきます。
さて、一番重要なのはフレーズと呼吸。打楽器であるピアノを歌うようにレガートに弾くことは大人でも難しいことです。教室では初歩からすべてのメロディーを歌って弾くレッスンなので発表会の曲だから「さあ、やってみよう」ではないですが、ピアノは、歌と違っていつでも息をして演奏できるのでやはり一気にフレーズを弾くときには歌と同じようなブレスで弾くことが大切だと思います。
一緒に歌いながら最終仕上げ期を楽しみます。