2023.02.09
小2生徒さんのレッスンにて。
発表会では、ソロの他に、大好きな曲を連弾で弾きます。
年明けから練習してきて、今日初めて対面で合わせてみました。
とても素直でよく練習してくる子です。
自分のパートはきっちりと最後まで仕上げてきました。(えらい…!)
さて、弾けるようになったら、ここからは、『削っていく』作業。
メロディは目立たせて、そうじゃないところは控えめに、一緒に盛り上がるところは?先生の音とのかけ合いは…?
連弾って、やっぱり『引き算』なんだよなぁ…。(もちろん足し算もあるけれど)
と、いうことで、今日は説明のためにウッディプッティを使いました。
「先生がメロディのところは先生8くらいで、○○ちゃん2くらいね?これが逆になっちゃったら、変なバランスになっちゃうね?」
「弱いところは二人合わせて10じゃないかもね?4くらいかもね?」
視覚から入るので、とても分かりやすかったようです。
何度も目を見開いて、「なるほど~!」と納得している様子でした。
その後それぞれのパートに登場するメロディを蛍光ペンで一緒にチェック。
まとめにもう1度合わせてみたのですが、一回目とは見違えるほどの素晴らしいバランスで弾けました!
生徒さんがとってもキラキラした顔で、
「先生! 今日、合わせるのはじめてだからすっごい緊張したんだけど、連弾って、楽しいです!!」
この生徒さんは今までソロ曲 希望だったので、弾き応えのある連弾曲の音のひろがりを体験したことがなかったのですが、今日またひとつ、開花したようです。
連弾の楽しさに気づいてくれたこと。
自分で納得した上で、バランスに気をつけて弾こうと表現を模索できたこと。
それが今日は、とても嬉しかったです。
こういう瞬間に立ち会えた時、この仕事しててよかったなぁ、って心から思います😊