2017.01.13
お正月休み、子ども達を寝かしつけたあとに恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」を読みました。
面白かった~~!!! 国際ピアノコンクールに出場する若者達の群像劇です。 はっきりと記されてはいませんが、国内で行われている某国際ピアノコンクールがモデルかな?と言う感じがしました。 当たり前のことなのですが、コンテスタント達がそれぞれの
「自分のピアノ」を弾いていて、改めて「私のピアノ」って・・・?と考えさせられました。
ロシア、アメリカ、パリ、それぞれの審査員達のカラー、思惑、舞台袖でコンテスタントを送り出す名コンサートマネージャーの節度ある振る舞い、本選のコンチェルトで指揮をふる指揮者、オケの心の内・・・。 圧巻なのはそれぞれのコンテスタントの演奏シーンです。読み進めているうちに、私も聴衆の一人になったかのような錯覚をおぼえました・・・!
二段組みで500ページちょっとという長編ですが、(二日間で集中しすぎて目が痛くなりました笑)ご興味のあるかたは是非!! 教室の生徒さん、ピアノの先生におすすめの一冊です☆