2014.01.17
今からレッスンをはじめるという時に
お母様の不安の一つに
「私がピアノできないんで、子供に教えることができないんですけど、それで大丈夫でしょうか」
と言うことがあるようです。
全く問題はありません。
むしろそのほうが、自立が早いと思います。
お母様が弾ける方だと
「おうちに帰って、お母さんに聞くからいい」とか
「お母さんにおしえてもらうからいい」などと
お母さんをすっかり頼ってしまう傾向にあります。
レッスンの今この時間に、何がなんでも、理解して帰らなくては困るのが自分。
という意識が薄くなってしまうことがあります。
ピアノが弾けるお母さんであろうが
弾けないお母さんであろうが
そういうことは、
子供のレッスンにおいて全く問題ありません。
一見
お母様が横について、教えれば
早く上達しそうな気がしますが
ピアノを始めて1、2年くらいはそうかもしれません。
でもその先が、問題です。
自分で考えて、自分のために弾く子に育っていなければ、その先が短いです。
自分の足でピアノが、楽しんで弾けるように育てたいと私はいつも思っています。
お母様にやって欲しいことはただ一つ
いつもお子さんの弾くピアノを
聴いてあげてください。
何かをしながらでいいんです。
炊事をしながらでも
洗濯物たたみながらでも
耳は傾けれますね。
そして
「○ちゃん、うまくなったねえ」とか
「悲しそうな曲だね」
「踊りたくなる曲だね」
「ちょっと残念」だったね」
とか言葉かけをして
あるときは
横で踊ったり!
こうやって
お母さんはいつも聴いてるよ。
お母さんはいつもあなたのそばにいるよ。
ということを子供に伝えることです。
そうすることで
子供は安心して
成長できます。
ゆっくり、長く
ピアノと関わって行って欲しいと願っています。