2013.02.17
なぜピアノは
指、指と言って、指の形にこだわるのか。
それは
指が音を出すための道具だからです。
お習字でいえば、筆。
お料理でいえば包丁かな。
毛先がまとまっていない筆でお習字は書けな事はないけど・・・・
切れ味の悪い包丁で、材料を切れない事はないけども・・・・
これと同じで
ふにゃふにゃの指や力が入った指で弾けない事はないけども・・・・
でもこの指で弾いていたら
まずは良い音が出ない。
それから、
指が疲れてしまって、長時間弾くのが不可能になったり、痛めてしまったり。
と言う弊害が起きてしまうんです。
ですから、手のフォーム、指のフォームは
ピアノを始めた初めから、意識させます。
できてもできなくても
教師が言い続けることにより、違ってきます。
本人に良い指の形になりたいという意識がない限り、いい形にはなりません。
本人に意識を持たせることが
教師の役目ですね。
そこで手を変え品を変え、指の強化をしています。
私自身
苦い経験があります。
高校生のころまで
手に力が入っていたんです。
ハノンを最後まで弾くともう手が痛くて
でも先生にそれも言えなくって
根性で弾いていました!
だから私は
私のような生徒を作りたくない。
と強く思うのです。