2016.08.06
数々のコンクール予選が終わり、いよいよ明日は倉敷児童コンクール本選。
夏のコンクールもこれでひと段落となります。
昨日のレッスンにある生徒さんがママに連れられて入室されました。
「先生、今回のコンクールでは大変お世話になりました。思った結果は出せませんでしたが、私たち親子にとって今回の結果は本当にいろいろ勉強になりました。コンクールまでのご指導本当にありがとうございました。これからも人前で演奏することを楽しみたいので今後ともよろしくお願いいたします。。」
と、親子で丁寧にご挨拶をしてくださいました。
全国大会まで経験した彼に、今回私は予選通過と言う結果をだしてあげられなかったこと、とても反省していました。
しかし「結果は結果」と割り切り、今までの指導に対し丁寧なお礼の言葉をくださったことにとても感動しました。若いママの言葉が胸に響きました。
何回も書いたとは思いますが、コンクール参加は単なる経験です。また勉強のための材料です。
合否の結果ばかりが気になり、受かれば上手い子、通過できない子は残念な子。そんなイメージは必要ありません。
様々なコンクールには、タイミングや挑戦者と審査員、会場との相性があります。また、予期せぬアクシデント等も勿論。
結果を目の当たりにし、ある程度の一喜一憂はしょうがないにしても、自分に良くも悪くもレッテルを貼ってしまうことは、一つもないのですよ。
「だからね・・・」と、中には音楽することを評価すること自体を敬遠し、批判する先生も多くおられますが、それも正解ではない気がします。
コンクールは、あくまでも「自分と向き合い、自分が高まるための材料」に過ぎませんから、周りの評価を全く気にせず、
挑戦し続けて欲しいと思います。
また実際に挑戦を続ける生徒さんは、物凄く上達してます。
今回結果を出せなかった生徒さんも、これを糧に、まだまだいろんなステージでへの挑戦をしてほしいと願います。
それにしても・・・親子で頑張る彼らを全員合格!にしてあげられたらな・・・といつも思います(^^;)