2016.06.06
今日は「楽器の日」だそうです。
FBで河合楽器さんが(社) 全国楽器協会のトピックをシェアしていたのを見つけました。
この日にち、「芸事の稽古はじめは、6歳の6月6日にする」という習わしに由来しており、この日から始めると上達が早い・・・とか。
ただ6歳と言っても、昔の「数え年」のことを言っているそうですので、実年齢だと4歳~5歳になるようです。学年で言うと幼稚園(保育園)の年少さんくらいでしょうね。
この頃になると、早い子では字も読め、「描く」または「書く」際の筆圧もついてきます。また、大人との会話もしっかり理解し、集中時間も大分続くようになるので、お稽古事を始めるには最適なのではないでしょうか。
さて、ピアノレッスンを開始する時期は個々に「今でしょ!」と「思いついたが吉日」だと思います。
一方で、音楽を聴き分ける耳を持つには、ある程度早期の音楽教育開始がよいと思われます。
個人差はあるものの、「耳の成長での臨界期」の来る8歳くらいまでに始めることは、生涯音楽的耳を持たせることを可能にするようです。
そういう意味では、幼児期のピアノレッスンにおいては、「弾くこと♪」と同じくらい大切にするのが「正しい音程で歌うこと♪」です。
園児さんのレッスン時に「大きな声でうたってごらん!」と言うと、音程がなく、一本調子で「がなる」歌い方をする子供たちが多いのにはいつもビックリします。声帯の弱い子などは、無理な大声で声がハスキーにかすれてしまっていることもよくあります。
そういう時には「ピアノの音をよく聴いてね~♪ピアノさんと同じ声で綺麗に歌ってくれたら、ピアノさんがとっても喜ぶよ~♪」とアドバイスします。
子供たち、次第にピアノの音程に合わせて歌うことが出来るようになってきます。
この問題、日本特有のことだそうですが、「がなる」歌わせ方を大きい声と勘違いさせてしまう、指導をどうかな・・・といつも考えさせられてしまいます。