2012.04.19
先日、ピアノネットでお問い合わせを頂き、4月よりご入会された大人の生徒Kさんの初レッスンでした♪
「何十年もブランクがあって…」と仰ってられましたが、体験レッスン時にお渡しした曲を弾いて頂いた所、凄く上手に弾けていらして、ビックリしました!!
付点のリズムや左手の指使いなど、少しの注意点はありましたが、1度の注意ですぐに対応され直されます♪
やはり、子供の頃にピアノを習って、基礎がしっかりされておられるので、ブランクがあってもすぐに対応出来るんだな…と思いました。
やっぱり、何事においても基礎というものは大事ですよね!
基礎がきっちり出来てないと、応用が出来ません。
家を建てるにしても基礎がガタガタだと、いくら上に立派で頑丈な建物を造っても崩れてしまいます。
又、私は和装着付け師2段のお免状を持っているのですが、着物の先生も「着物を綺麗に着れるか、ぐずぐずになるかは、長襦袢までが勝負です!!」と、仰ってられました
着物を着るには、まず補正をしっかりし、その後長襦袢を着て、着物を着て帯を締めます。
つまり、着物の土台である長襦袢が、皺も無くピシッと綺麗に着れていたら、着物も綺麗に着れるし、反対に長襦袢がぐずぐずなら、着物もくずぐずになるわけです。
着物や帯の段階で、一生懸命皺を引っ張って着ても、すぐに着崩れしてしまいます。
何だか着物の話になっちゃいましたが、ピアノに限らず基礎はとても大事だという事です。
そこでKさんには、ピアノを弾く基礎練習として「ハノン」をお渡しました。
ピアノを弾くには、左右の手、各指5本がどれも均一に動かないといけません。
「私は右利きだから、左手の指の動きがちょっと悪いんです…」
「小指は、親指より細いので音が弱くなるのが当たり前」等の言い訳は通用しません。
そこで、ハノンを使って指のトレーニングをするのです。
又、ピアノの練習をする時は、必ずハノンを弾いて指をほぐしてから曲に入ります。
水泳の授業で、いきなりざぶん!!と、プールに飛び込むのではなく、必ず準備体操をしますよね?それと、一緒の事です。
又、練習時にメトロノームを使う事によって、音や速さの均一性を習得出来ますし、リズム変奏を取り入れながらレッスンも致しますので、リズム感も養えます♪
Kさんは、左手の4と5番の指(薬指と小指)のあまりの動かなさにびっくりしておられましたが、右利きの方の場合は、皆さん最初はそうなります。
私達は日常生活において、4&5番の指を使う事がまずありませんし、利き手じゃなかったらなおさらです。
ハノンをしっかり練習する事で、これから改善して行きましょうね♪
昨日、Kさんから「久しぶりにピアノに触れましたが、頑張ろうと思いました!」メールを頂き、講師として、とても嬉しくなりました!
私も、Kさんを見習って頑張りたいと思います♪