2014.07.11
大阪市のピアノ教室「ミューズの会」です
6月末から、本・本・本…
自分の知識の穴埋めです
約一週間で、気がつけば17冊
1日平均2冊をせっせと読みました
(そろそろじっくりと読み直します)
最近はネットで、本の内容の裏付けも読むこ
とができるので、便利な世の中です
ピアノとは関係のないお話ですが…
本…と言えば、先日病院の待合いで、とても
懐かしい本を見かけました
小学校中学年向けのシリーズの一冊、「赤毛
のアン」です
記憶では、30~40冊のシリーズだと思っ
ていましたが、60冊近くのシリーズでした
(そんなにあったとは…)
実は、母の方針で、子供の頃に
「世界の名作集」と「百科事典」を、弟と私
の年齢に合わせて、全巻そろえて子供部屋に
ズラリと並べてありました
(記憶違いでなければ、上記の「赤毛のアン」
他、60冊以上並んでいたということです)
学年が上がる毎に、幼稚園児用・低学年用・
中学年用・高学年用と買い換えるのです
(お古は、年下のいとこ達の家へ…)
名作集ですので、同じようなタイトルが並ぶ
のですが、知っている物語の文字数が少しず
つ増え、ひらがなが漢字になっていく過程は
子供心にとても新鮮でした
(見比べて読みました)
「百科事典」も、世界の美術品がカラーで載
っており、「ア」に載っていた「アングル作
『泉』」に描かれている水の透明感に衝撃を
受け…
小学生ならでは…の発想ですが、「自分の絵
のテーマは水の透明感だ!」と決意
小学生時代の私は、写生の授業でも「池に写
り込む木々と水面」を探して、一生懸命写し
たものです
(絵を書くのが好きになりました)
私たち姉弟は「勉強しなさい」「本を読みな
さい」とは、一切言われずに育ちましたが、
「余暇の遊び」として百科事典を眺めたり、
名作集を繰り返し読んでいました
そのようなことを、少し思い出しながら…
病院の待合い室で「赤毛のアン」を手に、約
40年前にタイムスリップした気分を味わっ
ておりました
※
アングルの『泉』(La source 1820-1856)
19世紀フランス新古典主義の巨匠
ジャン=オーギュスト・ドミニク・アングル
の代表作(パリ・オルセー美術館)
ちなみに、アングルはヴァイオリンも演奏し、
アングルのヴァイオリン…あのパガニーニの
第2ヴァイオリンをつとめていたそうです
(やっと音楽の話…)