1109 💭1000年続いた勉強法 ☆ 読み書きソロバン
2025.02.11
たくさん歌って、たくさん弾いて🎵
新大阪のピアノ🌱
『ミューズの会』です♪
ピアノ講師のKです☆
齋藤孝先生の著書をきっかけに知った
寺子屋(=江戸時代までの学びの場)
にて使われていた古典の数々。
そのうちの一冊は、
1000年にわたって使われ、
江戸時代になると
どの寺子屋でも
必修だったそうです。
また、その本は一説には
〝空海の著〟とも
言われています。
そして
覚え方は大変にシンプルでして
① まず〝音〟として声に出す
② スラスラと声に出せるまで繰り返す
③ 意味も教わる
④ 本を見ずに読めるまで繰り返す
⑤ 本を見ずに書けるまで筆記して覚える
⑥ それぞれの到達度の試験もある
という①~⑥の課題をこなして
身体に覚え込ます、
……という方法で
様々な教科書を覚えていくのだそう。
よく
中国や韓国の宮廷ドラマで
皇子や皇女たちが
一生懸命に暗唱しているシーンが
ありますが、
そちらと同じ教材も
日本では寺子屋で学んでいたそうです。
個人的に驚いたのは
『古今和歌集』も、
その時代に寺子屋にて学んでいた
ほとんどの人たち
(一説には国民の90%ともいわれています)が、
『見なくても読める(=暗読あんどく)』
『見なくても書ける(=暗書あんしょ)』
という域に到達していたそう。
江戸時代の童たちが
自身の元服までに
「器の大きい立派な人になるぞ!」
と
〝君子〟を目指して教わっていた
『読み、書き、そろばん』
おそるべし、です。
さて、
器の大きい人物になるがための学び
……ということから
なにか、お役にたてば、と
こちらのピアノ教室でも
〝スラスラ読める〟までを目標に
レッスンのあと、読み合わせる
時間を組み込んでいます。
すると
「どんな教本なのかなぁ」とも
思いまして
江戸時代のこども達が
実際に学んでいた
当時の『和本』(1600年代などの)も
複数冊購入してみると、
・中身は漢文
・漢文(白文、武士の子息用か?)
・漢文(レ点、ルビ付き読み下し文つき)
・漢文(一文ごとに挿し絵付き、幼児用?)
最終的には漢文だけで読めることを
想定していたようですが
導入についてはピアノの教本同様に
様々だったようです。
そちらも実際に見ていただけます。
令和の時代になって
おそらく耳にすることもない
昔の言葉遣いですが
この年齢(=私、講師Kの)でも
語彙力は向上するかな?
(=脳と声のトレーニングとして)
と、淡く期待しております。
では皆さま、
本日も素敵な一日を💕