155 ☆ピアノはもう弾けないね…【令和の後日談あり】
2012.10.19
中学時代、運動部に入っていました
ピアノの先生に「クラブに入った」ことを報
告して…
「運動部です」
「…え?」
「ソフトボール部です」
「やめて~!」
今でも、先生の悲鳴に近いお声が忘れられま
せん
しかも、先生が心配されていた事態が…
クラブでノックの練習をしていた時のこと
鋭い打球が、地面スレスレでグローブに入る
直前に1バウンド
その際、そのボールは小石に当たり、イレギ
ュラーバウンドに…
「あっ!」と思った瞬間、捕球直前で用意し
ていた右手親指に直撃しました
…指は、ありえない様子に変貌してしまいま
した
(脱臼です)
病院に行きましたが、指を引っ張っても元に
納まらず
「手術じゃないと治りません」
「ピアノはもう弾けなくなると思います、諦
めて下さい」
私は、
「ふーん…、ピアノ弾けなくなるのか…」
と実感はゼロ
(こういう性格なのです)
大学病院系かスポーツ医学専門系…の病院で
も診てもらいました
そこでも、見た瞬間に…
「あぁ、手術だね」
指を引っ張っても同じで
「手術決定」
「ピアノも諦めることになるよ」
でも、先生はあきらめていませんでした
「うーん…2人で引っ張ってみようか…」
別の先生を呼んでこられ、親指を男性医師が
2人がかりで引っ張りました
「せーの!」の掛け声で何度も…
時間をかけて…
(大人の男性が全力で、綱引きのように)
何回もチャレンジして、諦めかけた時に、な
んとか外れていた指が元に戻ったんです
(指が真っ直ぐに!本当に良かったね!と)
その後、1ヶ月右手を固定して治りました
(初めて使う左手でのお箸は、初日からお豆
腐もお豆も全く問題なし。きっとピアノを弾
いているからに違いない…、ピアノって凄い
ね…と周囲から言われました)
今でも、その時の名残があり、
右手親指だけ
「爪が大きく」
「第一関節だけ長い」
のです
今の私があるのも、可能性を信じて最後まで
諦めなかった先生方のおかげなのです
(人生が変わっていたかも…)
つづく…
【後日談】
令和になって
大学病院の整形外科の診察時に
当時の経緯と
左右の指を見せたところ
「その左右の長さの差は
〝脱臼〟ではなく
〝骨折〟のようですね」と。
折れて生じた隙間を、
再生した骨がつなげたことで
長くなったのでしょうと。
引っ張られて長くなったのだと
ずっと思っておりましたの、わたくし😌