16 ②まずはハノン・テクニック編 【ピアノと私】
2012.03.03
(前回トピックスの続きです…)
…和音もオクターブも手のひらが支えられず
弾けなくなってしまった私
受験した音楽大学では、課題曲の一つに「全
調のスケールとアルペジオ」がありました
演奏前に本人が長調と短調をそれぞれくじ引
きし、その調のスケールとアルペジオを演奏
するという試験です
ドレミも満足に読めなくなっていたことから、
スケールとアルペジオをゆっくりと覚え直し
ました
最初、終止形を弾くと、右手(和音)が不安
定で、ワナワナワナ…の状態
左手(オクターブ)は手のひらが沈み、別の
音をいくつか鳴らしてしまう状態
アルペジオも、ド→ミ→ソ(1→2→3)と
弾こうとしても、2の指が支えられず、指の
付け根が鍵盤スレスレ…というより、別の鍵
盤を押している!…の状態
こんな状態でしたが、スケールとアルペジオ
をゆっくりと練習したおかげか、不安定さが
まず消えてきて、指の付け根も少しずつ沈ま
なくなりました
音大は2校受験しました(2校とも合格)
すでに出ていた課題曲は、偶然にも以前コン
クールの予選で弾いたベートーヴェンのソナ
タでした
もう1曲のバッハの平均律は、以前コンクー
ルの本選で弾いたことがある曲を弾きました
どちらも以前、しっかりと弾きこんでいたこ
とと、人前での演奏経験があったことが幸い
しました
いよいよ大学のレッスンが始まりました
…初めてのレッスンで
「あなたの演奏には無駄な動きがあります、
『脱力のテクニック』を勉強しましょう」
「脱力…?」
…初めて聞く言葉でした
これ以後、テクニックを立て直すこと、そし
て読譜力が低下している現実、この2つにあ
んなに苦しむことになるとは…
つづく…