2016.07.25
今日は最後のピティナ予選がありました。
府中と上野の会場をはしごしました。
会場は府中芸術の森劇場のウィーンホールでしたが、天井が高くよく響くホールです。
小5の女の子さんが、C級に出ましたが、ピティナ初参加です。
バッハインベンションとワルツを弾きましたが、どちらも今まで1番よく弾けました。
ピアノ歴は浅い分、まだまだこれから上手くなります。
耳がよく、譜読みが得意です。
楽語の意味を自分で調べて、考えて譜読みします。
インベンションのアナリーゼもしっかり理解して、よく練った音を出していました。
今日は緊張したけれど、スタンウェイのピアノは気持ちよくて、幸せいっぱい。
ルンルンしている感じが伝わってきました。
府中の会場から駆け足で上野の向かいました。
上野はB級に小3男の子が出ました。
6月の相模原に続き2回目の出場です。
今後を考えて、なるべくいろんな曲をやった方がいいと思い、2曲を変えて出ています。
府中から駆けつけますから、プログラムの順番によっては間に合わないから、その時はお母さんと頑張って出ておいでと、朝、握手をして送り出しました。
ピティナは2回目だし、いろいろ舞台に出て慣れていて本番に強い子だから、大丈夫だと思っていました。
出番の5人前ギリギリに会場に飛び込みました。
今日は客席からよく聴こうと思い出番を待っていると、下を向いて不安そうに出てきました。
椅子や足台を調整するお母さまも、緊張しているようでした。
弾き始めても、元気がなくて…
いつもは舞台裏で、私と二人でワクワクしながら出番を待ち、元気に飛び出していくのに。
終わった後も、「先生がいなくて淋しかったからよく弾けなかった」と泣いていて、弾く前も、先生がまだ来ないといって泣いていたそうです。
舞台でぺこりとおじきする姿を見て、こんなに小さい坊やだったんだと、思いました。
皆さん、まだ10才にも満たないお子さんが、厳しい練習に耐えて、舞台に立って緊張と闘いながらよくやってると思います。
そして、舞台慣れしていると私とは違い、舞台経験のない、お母様方の不安や心労はいかばかりかと、今日の親子さん見て再認識しました。
皆さま本当にお疲れさまでした。