2016.05.20
夏のコンクールに向けて、練習を進めています。
今年は、10人の生徒さんがエントリーしました。
コンクールの課題曲を指導するには、教師もいつも以上に楽譜を読み込み、アナリーゼする必要があります。
アナリーゼとは、曲がどう組み立てられているか、細かく分析することです。
特に和声進行を分析します。
和音は、曲の性格そのものですから、1つ1つ意味を考え、音色を作っていきます。
作曲者が指定した、強弱記号は守ります。
だけど、古い時代の作品では、作曲者が自ら指定した記号はほとんどないのです。
一般的に普及している、廉価版の楽譜にある強弱記号やスラーは、日本の出版社が、素人さんでも弾きやすいように、つけ足したものです
読んでいて、あれ? なんかおかしいな。
このfは本当かなぁ…
疑問に思い、他の出版社の楽譜をみると、逆の記号が書かれていることも、よくあります。
ですから、少しピアノが進むと、作曲者のオリジナル以外は何も書かれていない、真っ白の原典版をみて、自分でアナリーゼします。
私は、音大を卒業した後、10年間ほど母校の作曲科の先生に、アナリーゼのレッスンを受けていました。
4年間音大に通っただけでは、まだまだでしたので。
ピアノの恩師のご自宅で、5〜6人のグループレッスンでしたが、月に1曲、それぞれがアナリーゼをします。
和声に基づいて、フレージングや構成を考え、作曲家の先生の理論を学び、ディスカッションをして曲を弾きました。
バッハのインベンションや平均律、古典のソナタ、ショパンやブラームスなど、いろいろな曲をやりました。
楽譜を読む本当の意味は、その先生に教えて頂きました。
生徒の皆さんは趣味ですし、気分に任せて自由に弾いていいと思います。
私が理論の裏付けをもち、生徒さんの感性に色をそえて、より輝かせて上げたいです。