2016.04.25
ピアノは身体のどこで弾きますか?
もちろん指ですよね。
指は、ピアノ曲を奏でて思いを表出する道具です。
この道具の質で出来る作品が変わります。
彫刻で例えましょう。
小学校の図工で、木彫りの作品を作るとすると、用意する彫刻刀は、普通に文具売り場にある入門セットですよね。
版画とか、お盆とか彫刻した思い出があります。
図工の授業なら、入門セットで十分でしょう。
大きくて、固い木を掘るとか、細かい繊細な部分も綺麗に彫り込んで、芸術作品を作りたいなら、それなりの道具が必要でしょう?
入門セットでそういう作品を彫ろうとしても、刃こぼれをして大きな作品までもたないし、細かい部分に対応した道具でなければ、繊細な部分は彫れないのではないでしょうか?
道具である、指、タッチをどこまで鍛えるかは、最終的にどの難度の曲まで弾きたいかで、選べばいいですね。
子どもは、先のことまで見通す人生経験はありませんし、やり方によっては可能性がありますから、なるべくやっておいた方が後悔が少ないのではないでしょうか。
「エリーゼ」が弾けると、「子犬のワルツ」が弾けるようになりたいと思い、「子犬」が弾けると、「幻想即興曲」が弾きたいと思う。
しかも、CDで聴くピアニストのように、優雅に颯爽と。
タッチのやり直しは、出来ますよ。
私の指導経験から、根気は入りますが、譜読みのやり直しよりは、楽です。
良い弾き方をレッスンで根気と忍耐をもって反復し、本人に自覚があれば直ります。
身体は一度覚えた楽で突っ張らない良い弾き方は、忘れないです。
時間はかかりますが、導きがあれば、身体は良い弾き方を探し、タッチも改善されていきます。