2015.06.02
調性のお話しです。
この曲は何調? 何調に変わった?
レッスンで、生徒さんが調性を分かっているか、確かめます。
私達がよく耳にする、音楽には調性があります。
音は全部で、12音ありますが、それぞれの音を主音とする長調と短調があるので、全部で24の調があります。
一番最初に習う、「ハ長調」はド(日本音名でハ)を主音とする調です。
次に「ト長調」「ニ長調」と覚えていきます。
楽譜の最初に書いてある♯や♭は「調号」といって、何調の曲か分かるようになっています。
ファに♯がついていたら、ト長調かホ短調になります。
シに♭がついていたら、ヘ長調かニ短調です。
譜読みをするときに、まず、調号を見ますよね。
ファに♯がついてるから、この曲のファは全部♯で弾くから、ト長調だ!!(もしくはホ短調)。
この時点で、ト長調の音階と主要な3和音が頭に浮かぶ。
初歩、初級の段階から、この感覚をレッスンで磨いています。
(音楽ドリルではなく、耳を使い実践で)
調には、それぞれに性格があります。
元気な感じで、マーチによく使われる「ニ長調」
柔らかい感じでモーツァルトが好んだ「ヘ長調」
調が違うと、同じ曲、メロディーでも雰囲気がガラリと変わります。
「ハ長調で弾くショパン」という楽譜をみかけます。
初心者でも、ショパンの音楽を楽しめるように、アレンジされています。
これはこれで、いいのかもしれません。
でも、感性があって、本当に音楽が好きな人は、
「私の弾きたかったショパンの曲はこれじゃない。全然違います。」
と思うようです。
当然ですよね。
あの美しさは、原曲にしかないもので、♯、♭がいっぱいついた調だから出せる音楽なんです。
趣味でも、子供でも、音楽の奥を楽しむためには、調性の知識、感覚は必要だと思うので、毎週レッスンで指導しています。