2015.04.08
わくわくコンサートを週末に控え、追い込みの練習頑張っています。
次のおさらい会で、間違いなくスターになる小2の男の子さんがいます。
入会したのはちょうど1年前。
ホームページのお問い合わせで、
「ピアノに情熱があって、毎日弾いています。ぜひレッスンを見て頂きたいです。」
とメールがありました。
体験レッスンをして、なるほど、この子は凄いと思いました。
両手で弾ける童謡のレパートリーが、10曲はあったでしょうか、いつまででもピアノを弾き続けられそうです。
幼稚園のピアノ教室で年少~年長まで習っていて、全てお母様の特訓のもと、耳コピーで覚えていました。
お母様も、思うところがあったらしく、ただ丸暗記して両手で弾いたら合格する、この状態でいいのか?と悩んでいたようです。
童謡程度ならそれでいいですが、ピアノ曲を弾くなら、すぐに限界がきますね。
お母様のご要望もあり、やり直しレッスンをすることにしました。
まずは、5線にト音記号と、ド、レ、ミ、を書くところから、スタート。
そして、その5線の音譜を読みながら弾く、一番最初のところからやり直しです。
両手でバンバン弾いていたお子さんとっては、まどろこしく、面倒くさい、作業です。
生徒さんと私の格闘の日々でした。
さすがの私も何度か心が折れそうになりました。
耳コピで、ガチャガチャ弾かせてあげれば、楽だし、生徒さんも楽しいんだろうなぁ...
お母様とも何度も電話で話し合いました。
お母様は我慢して、練習を見ないで自分でやらせる強い意思を持っていました。
生ピアノも買ってもらいましたし、ここで私が諦めると、絶対に後悔する。
基礎を習得しないなら、それまで。
だったらとことんやるしかない!
生徒さん自身の格闘、お母様の忍耐、私の根気。
3人それぞれが悩みながらピアノへ向き合いました。
そして、最近、生徒さんが何かに気がついたらしく、音楽ノートや教則本を前向きに練習するようになりました。
1年間で、譜読み、タッチのコントロールが定着したようで、封印していた才能が開花しました。
もう、どんどん進んでも崩れないでしょう。
レッスンが終わった後に、すぐ自分で部分練習を1時間やるそうですから、すごいですね。
コンサートの2曲は、生徒さんの力を引き出すことをテーマにレッスンしました。
新しいピアノの世界の扉を開けましたね。
生徒さんがどのように歩いていくか楽しみです。
もう、後ろを見てはいけないよ。
前だけ見て、どこまでも高く昇ってね。