2015.03.03
今日は3月3日のひな祭りです。
3月3日にちなんで、耳のお話しを書きます。
音楽の仕事をしていると、「あの人は耳が良い」とか、「耳が出来ている」とか、「耳を使って演奏する」と言う話題が出ます。
耳が良い? 耳が出来ている?
どういうことか、私の思うことを書きます。
「初見力」のトピックスにも書きましたが、人は3才頃までは、沢山のシナプスを持っています。未開発なシナプスは刺激を受けることで、成長し神経細胞をつなぎます。
何の刺激も受けなかったシナプスは、人生に必要ないものと判断され、消滅します。
絶対音感をつけることや、英語の発音を完全に聞き取る語感は、3才までに訓練しないと身に付かないと言われるのは、このためです。
プロの音楽家の多くが、生まれた時から、常に家に音楽があり、聴覚細胞が刺激され、音への感度が高く、特別な「耳」を持っています。
耳が良い、耳が出来ているとは、今までの人生で、どれだけ音楽を聴いてきたかで決まります。
「耳が良い」とは音への感度が高いこと。
「耳が出来ている」とはメロディーやリズム、音色などの音楽の蓄積があること。
私はそう考えています。
体験レッスンでいろんな環境のお子さんに会いますが、家に音楽があったり、園が音楽に力を入れている環境にいるお子さんは、耳が出来ています。
耳が出来ていると、ピアノを始めてもスムーズに進みます。
難しい楽譜の理解も早く、タッチの指導も最初から入るので、ラッキーです。
耳がまだ育っていない方は、ピアノに入る前にレッスンで歌やリトミックをして、音を溜めて準備をします。
ピアノを習わせてみたいとお考えなら、赤ちゃんの頃から、親御さんが童謡を歌ったり、CD を聞かせるといいです。
音楽のジャンルは、親御さんの好きなものでいいので、お家に音楽を流しましょう。