2013.10.26
ハンガリーのピアニストのピアノ指導講座を受けてきました。
昨日のトピックスで、バッハを練習する意義を書きましたが、今日はピアノの「響き」について書きます。
ハンガリーは子ども達の音楽教育が盛んな国で、独自のメソッドがあります。
講座では、バルトークやクルタークといった音楽教育者の教材をレクチャーしています。
日本の住宅事情、お家芸である電化製品、日本の教育文化、ピアノ教育の価値観がありますので、ヨーロッパのメソードをそのまま使うことは難しいでしょう。
でも、やっていることは、ヨーロッパの伝統音楽ですし、本場のメソッドでやりたいですね。
講座では、特に「響きを」作り出すことが、音楽教育の原典だと感じました。
先生が、一つの「ソ」の音を1本指で弾きます。
ピアノの発音原理は、弦をハンマーで打ち鳴らし、共鳴版に響いて音が伝わります。
音は「空気の振動」ですが、指先一つで響きを作り出すのです。
単音の「ソ」の音がポーンと響き、先生はタッチ一つで、明るかったり、悲しそうだったり、楽しそうだったり、怒っているようだったり、様々な喜怒哀楽を表現しています。
ピアノを練習する時は、常に響きを気にする耳を幼児の時から作ります。
音に表情があることを小さい時から肌で感じるんですね。
ピアノの指を強くするのは、機械的な運動や速い曲を練習するより、コントロールが出来る神経細胞を脳に作ることが1番です。
練習で常に「響き」を意識していると、強い指ができますね。
練習環境はご家庭で様々ですが、練習環境によって、同じように練習をしていても、お子さんの成長は別の道をたどることになりそうです。
もし、練習環境の改善や選択が可能なご家庭は、その辺りも考慮して、親御さんが努力なさると、お子さんの成長も違ってくると思います。