2025.08.07
ご訪問ありがとうございます。
猛暑が続き、体力が消耗するのを感じます。
何もしなくても疲労が溜まる暑さですね。
こういう時は集中出来なくても仕方ないので、ゆっくりしましょう。
夏休みは暑くて勉強出来ないから学校が休みになるので。
ピティナの本選も今日と明日で終わりです。
ソロ3人の方が演奏されます。
楽しんで弾いてきて下さい。
町田コンクール2次予選を通して、エースくんは全く別の次元に上がりましたよ。
小さい頃からポンテンシャルの固まりで、何でも異常に早くすぐに弾ける子でした。
集中力と練習力が半端なく、1日に自ら何時間でも弾いている。
ハノン、チェルニーも大好き。
地道な指の基礎トレーニングも飽きずに毎日何時間でもやれる。
そして、超絶な絶対音感の持ち主。
ごくPPで瞬時に軽く触れただけの5〜6コ重ねた不協和音も、全部正確に聴き取りますよ。
指の動きも尋常ない速さで、速いパッセージの長い曲を正確にノーミスで弾く。
しかも何回も数十分弾き続けても、全く集中力が切れることもなく、ミスタッチもない。
もともとそんな少年でした。
テクニック先行でしたが音楽性と感性もけっこうある。
そこをいかに開くかが、長年の課題でした。
準備不足の1次予選のモーツァルトのソナタで
やらかして、半ば諦めかけた2次予選。
2次に進ませてもらえたからにはやるしかない。
そこからのシンフォニアの特訓は、以前のトピックスでご紹介した通りです。
完全に全ての音を聴き分け、練らずに出した音は1音もない。
指の動きを指揮下におき、左脳を通して音楽優位で論理的にコントロールする。
この数日間の濃密なレッスンで、脳の回路の組み替えが行われたようです。
自分の改善点を確かに自覚したので、どんどん脳の回路が書き変わっていくのを感じます。
エースくんの本当の成長はここからです。
15才を過ぎた今、精神年齢もどんどん上がり物事の見え方感じ方も、大人に近づいてきました。
人として成熟していき、ここからの真の音楽性が目覚めてきますよ。
ピアノの成長は、ここから大きく進んでいくんです。
何事も1つのことに特化できる特性がある方は、やり抜いた方がいいですね。
12才までは感覚で入れられるだけ入れておく。
13才〜15才は、その蓄積された感覚を論理的に理解して、身体の成長と共にとことん練習する。
15才以降は、その積み重ねて身につけた知識技能を大人の領域で開花させていく。
次元をどんどん上げて成長していけるといいですね。