2025.04.23
トピックスをお読み頂きありがとうございます。
娘の発表会が終わりホッとしています。
皆さんの素晴らしい演奏がまだ心に残っていますよ。
須藤教室の生徒さんも全員、あんな風に続けてくれたらと願って指導していきます。
毎度繰り返しますが、やっぱり基礎が大事なんですよ。
スラスラと楽譜が読める。
自分で譜読みして、曲が弾ける状態まで自分でもっていける。
5本の指が独立して動き、ブラインドタッチで弾ける鍵盤と指の地図が頭の中にある。
鍵盤上のドレミを聴き分ける音感がある。
この3つは最低限の基礎です。
ここが出来ているから、趣味としてピアノを楽しめるんですよ。
更に大人になって、ちょっと弾いて楽しむなら、それなりの満足する良い曲を弾ける力も大事です。
24つの調性の調号と音階と主要三和音も完全に頭の入っていた方がいいです。
調号は、算数でいうと九九なんですよ。
九九が頭に入っているから計算をして問題を解けるのと同じなんですよ。
2+2+2+...なんていちいち足し算してたら、問題を解くのに時間かかるし、間違えそうだし、途中で分からなくなって解けずに諦める。
調性感があるのも凄く大事ですよ。
基礎は幼少期が勝負です。
大きくなってからだと、もう無意識下の中にまで記憶するのが難しくなるので。
それに、楽(ラク)や楽しいやり方を覚えてしまうと、地道なことを受け付けなくなるので、メンタル面で幼少期の始めに、ピアノのレッスンと練習はこういうものだと刷り込んだ方がいい。
そんな歩みを経て大人になった、趣味ピアノの皆さまの演奏は本当に素晴らしい。
バッハのパルティータ、ベートーベンやモーツァルトのソナタ、ショパンのエチュード、ドビュッシーにフォーレにフランク、趣味でもプロのように弾けるんです。
こんなに素晴らしく豊かな財産を持たせて頂いて、娘は幸せですよ。
根気よく厳しい基礎レッスンを受けた恩恵で頭も良くなり、医師になることが出来るのも、先生のピアノのご指導があったからです。
そのご恩は、自分の生徒さん全員を立派に育てあへることで返していきたいと思います。
皆さん覚悟して、頑張ってね。