2024.12.05
ご訪問ありがとうございます。
寒くなりました。
お身体を大切にお過ごし下さい。
娘はバッハコンクールの翌日からシドニーに行っています。
4月まで大学はお休みなので、バイトと旅行でスケジュールはビッシリ。
発表会に向けてピアノも練習するそうです。
私の指導は、もっぱら、ひたすら、言葉による指導です。
導入期の教材もメトードローズ、バイエル、ハノン、といった昔ながらのオーソドックスな王道です。
それと音楽ノートのみで、ドリルや教具、グッズなどは使いません。
プレピアノは、ハンドベルやカスタネットにボールなど使って音遊びはします。
独学ですが、教育心理学の本を勉強していて、正に私の指導とピッタリ同じ理論を解説している心理学者がいました。
ロシア(旧ソ連)のウィゴツキー
最接近領域による指導
自分1人で分かる領域
サポートがあれば分かる領域
全く未知の領域
1人で分かる領域とサポートがあれば分かる領域、その接点を言葉がけで1人で分かる領域にいかに導くかです。
間違いを正し、答えを教えるのではないですよ。
生徒さんがどこまで理解していて、どうアプローチすれば気づき、出来るようになるか導くのです。
生徒さんの脳の回路を洞察し、仮定を立て、検証し、ピッタリな言葉を探します。
これを私の頭は2〜3秒でしています。
ポンポンとすぐに言葉が出なければ、生徒さんの思考も止まってしまいますから。
常に言葉がピンポイントで生徒さんに届くようで、音がガラリと変わり、変わった演奏をお家で聞く保護者からとても驚かれます。
「魔法の言葉」とよく言われます。
道具は使わず、絵のない白黒の教本と楽譜だけ、情報はシンプルに、大事なことをしっかり能に定着させる。
幼児さんの導入期で最も気をつけていることです。
須藤先生のような指導はあまり聞いたことも経験したこともない。
目からうろこ、とよく言われます。
きっと、昔のアナログの時代の教育はみんなこうだったんですよ。
何が良いか、合うかは人それぞれです。
今は楽しい教材、子どもの目を引く教具もいろいろありますから、使った方が分かりやすい人も多いと思います。
すごく工夫をされて、良いレッスンされる素敵な先生たくさんいらっしゃいます。
努力と工夫をとても尊敬しています。
私は、シンプルに知的に非常に高度なことをレッスンをしているらしいです。
自分にそこまで自覚はありませんが。
私にとってもこのウィゴツキーのスタイルが最もやりやすいので。
レッスンではめちゃくちゃ頭を使いますので、たくさん寝ます。
レッスン以外はなるべく1人でボーッとしています。
自分のペースで頭の回転速度を落とさずにいることで、リラックス出来るようです。