2024.08.20
トピックスをお読み頂きありがとうございます。
1週間のお休み明けのレッスン。
これからまたエンジンをかけていきたいと思います。
7月下旬よりイギリスのサマースクールに短期留学した中学3年生さんは1ヶ月ぶりのレッスンでした。
3週間も練習しないと、どうなってしまうのか不安があったようです。
帰国後2週間くらいたった今はすっかり調子が戻ったようです。
音階とアルペジオは毎日必ず全調を弾く習慣があったので、完全に脳と身体に染み込んでいて、3週間弾かずとも全く忘れていなかったことに自分でも驚いたそうですよ。
音階とアルペジオさえやっておけば、弾ける曲はけっこうありますからね。
全調の音階の音と主要な和音であるカデンツァが、完全に無意識にすぐに出てくるくらい覚えていると、初見でもすぐに楽譜から音楽を再現することが可能ですよ。
全調の音を完全に覚える。
その上でピアノを弾く。
九九を覚える。公式や定義を知っている。
その上で算数の計算問題や数学を解く。
全く同意味だと思ってます。
あとは、チェルニーなどの練習曲をやって様々なテクニックパターンも身体に覚えさせておけば、曲の中で敢えて練習せずともすぐに表現に入っていけます。
短期間で複数の曲をどんどん弾いて、ピアノの実力とレベルが上がっていくんですよ。
基礎力とは、そういう無意識でも瞬時に出来ることの蓄積がどれだけあるか、完全に出来ることの力なんでしょうね。
教本が進んでいるから必ずしも基礎力があるわけではなく、また教本が進んでいないからといって基礎力がないわけではないです。
もっと根本的に、どんな力がついているかですね。
基礎は本当に大事ですよ。
ピアノを大人になっても続けていたければ、基礎力を上げておきましょう。